674: ニート放送局がお送りします。 2014/08/23(土)01:17:50 ID:tMojtNx6K
「――おはようございます……」
仕事場に出勤したオラだったが、さすがに前日海で遊びまくったせいか、体中が痛い。
オラももう歳なのかもしれない。少しは体を労わるようにしなければ。
それはそうと、さっきから人に見られまくっている。
エントランスホールにいる従業員は、皆がオラを見るなり隣に立つ人とひそひそ話を始める。
その光景は、正直いいものではない。
何か顔にでもついているのだろうか……はたまた、間違えて寝間着でも着て来たのだろうか……
少しだけ背中を丸めたオラは、足早にあいちゃんの事務室に向かった。
途中通る廊下の掲示板には、至る所で人だかりが出来ていた。何があったのかは気になったが、とにかく人が来ないあの部屋を目指した。
「――おはよう、あいちゃん」
入り口を開けて、あいちゃんに挨拶をする。
オラに気付いたあいちゃんは、座っていた席から立ち上がり、オラの元へ駆け寄って来た。
「――おはようございます、“あなた”」
「うん、おはよう……って、あなた?」
「はい。あなた、です」
ニッコリと微笑みを向けるあいちゃん。しかして、なぜ急にあなたと……
「ええと……なんでオラを“あなた”って言うの?」
「はい。……これです」
「これ?」
あいちゃんは、一枚の紙を手渡してきた。
「……………あいちゃん、これって……」
仕事場に出勤したオラだったが、さすがに前日海で遊びまくったせいか、体中が痛い。
オラももう歳なのかもしれない。少しは体を労わるようにしなければ。
それはそうと、さっきから人に見られまくっている。
エントランスホールにいる従業員は、皆がオラを見るなり隣に立つ人とひそひそ話を始める。
その光景は、正直いいものではない。
何か顔にでもついているのだろうか……はたまた、間違えて寝間着でも着て来たのだろうか……
少しだけ背中を丸めたオラは、足早にあいちゃんの事務室に向かった。
途中通る廊下の掲示板には、至る所で人だかりが出来ていた。何があったのかは気になったが、とにかく人が来ないあの部屋を目指した。
「――おはよう、あいちゃん」
入り口を開けて、あいちゃんに挨拶をする。
オラに気付いたあいちゃんは、座っていた席から立ち上がり、オラの元へ駆け寄って来た。
「――おはようございます、“あなた”」
「うん、おはよう……って、あなた?」
「はい。あなた、です」
ニッコリと微笑みを向けるあいちゃん。しかして、なぜ急にあなたと……
「ええと……なんでオラを“あなた”って言うの?」
「はい。……これです」
「これ?」
あいちゃんは、一枚の紙を手渡してきた。
「……………あいちゃん、これって……」